こんにちは!行動分析学の専門家、手島栞です。
「何かが障壁になって、どうしても目標を達成できない。」
そんなお悩みを抱える経営者やビジネスマン向けに、目標達成に役立つ情報を発信しています。今日は「タスク管理のコンサルの選び方」について徹底的に解説させていただきます!!
タスク管理で悩む本当の理由「なぜ行動できないのか?」
- 優先順位のつけ方が分からない
- そもそも優先順位ってつけるべき?
- タスク管理ツールは今使っているもので良いの?
- タスクの整理の頻度はどれくらい?
- タスク管理で、満足してタスクをやらずに終わってしまう
- タスク管理をしたら、タスク量の多さに気分が下がる
タスク管理の悩みといっても、一見、お悩みの内容は多種多様なように見えます。こういったさまざまな疑問に対して、その都度答えを見つけていく場合もあります。しかし、実はこれらのお悩みは表面的なお悩みでしかありません。根本的な部分に、
「タスクを実行できない。」
というお悩みを皆さん共通して抱えています。その手段として、タスク管理が良いと聞いたからやってみた、本で読んだからやってみたという方が多いです。
でも、本で読んだ内容やSNSで見た内容を試してみても、なんだかうまくいかない。それが、先ほど挙げた細かいタスク管理のお悩みとなって認識されて、私のところにご相談にいらっしゃいます。お話をお聞きする中で、本当に悩んでいる部分を深掘りしていくと、皆さん「タスクの実行」という部分に行きつきます。
不思議なもので、はじめは「タスクが実行できない」という悩みだったはずなのに、いろいろ試すうちに「タスク管理が下手」というお悩みにいつの間にかすり替わっているのです。
タスク管理については一旦置いておいて、
「なぜタスクの実行できないのか。」
そこに視点を戻して解決策を考えると、問題はもっとシンプルで、あなたのお悩みにぴったり合う解決策が見えやすくなります。
タスク管理を目標達成に繋げるために必要な考え方
タスク管理は「やるべきことを整理する」だけでは不十分です。それを「どのように実行し、結果を目標に繋げるか」が本当のゴールです。
ここで重要なのは「実行(行動)の足場として、タスク管理を活用する」という視点になります。タスク管理とタスクの実行、目標達成の流れは一貫しています。そのため、実行に繋げるにはどうすればよいかという視点で、タスク管理でやるべきことを決めていくことが大事なのです。
いくら他の人がやって良かったことでも、あなたのタスクの実行の足を引っ張るタスク管理方法は選ぶべきではありません。
なぜ一般的なタスク管理法は続かないのか?行動分析学の解決策
多くの人が、一般的なタスク管理法を試して挫折してしまうのは、方法そのものが悪いわけではありません。その方法があなたの思考や行動の癖に合っていないからです。
例えば「一日の始めにその日やるタスクを全て書き出す」という方法が、完璧主義の人にとってはプレッシャーになり、逆に行動を止める原因になることもあります。
タスク管理においては、ツールや方法をあなたの思考や行動の癖にカスタマイズすることが重要です。
行動分析学は、なぜあなたが実践したタスク管理法では続けられないのか、あなたがうまくいかない理由を具体的に特定するのに特化した解決策です。
一般的なタスク管理方法をあなたに当てはめるのではなく、うまくいかない理由から、どうすればうまくいくのか、無理なく続けられる仕組みを考えていきます。
行動分析学で行動を引き出す!タスク管理の実践的アプローチ
まず、あなたがなぜタスク管理をしたいと思ったのか、タスクを実行するフローのなかで、どこに不具合が生じているのかを具体的にします。そして、問題を過不足なくカバーできるようにタスク管理法を考えていきます。
例えば、タスクの実行の際に、タスクの抜け漏れがあるという問題について、なぜ抜け漏れが起こるのか、どういう仕組みや行動習慣があれば抜け漏れを予防できるのかを考えていきます。
そして、その仕組みや習慣をあなたの生活のなかに取り入れるために「どうすれば仕組みを入れるという行動を取ることができるのか」「どうすれば習慣化できるのか」についてあなたに合う方法を考えていきます。
過剰なタスク管理の手続きは、習慣化の妨げになる場合があります。あなたの問題の根本にアプローチするだけで十分なので、できるだけシンプルなタスク管理法にしていきます。
一度の実践では、うまくいかないこともあるかもしれません。その場合、うまくいかなかった原因についても分析し、うまくいくためにはどうすれば良いのか、新たなアイデアを出して実践するところまでもっていく必要があります。
タスク管理コンサルタントに求められる真の役割
タスク管理コンサルタントに求められる真の役割は、あなたにとって最も合う方法をご提案し、実際に使い続けることができ、タスク管理をしなかった時に発生していた問題が解決するところまで見届けることです。
そのためには、一般的なタスク管理法や個人的な経験に基づく方法論ではなく、あなたの問題を分析して、あなたに合う方法をご提案する必要があります。
そして、課題を解決することに価値があるので、一度提案して終わりではなく、うまくいかなかった場合に、原因分析と新しい解決策のご提案もできる必要があります。
またタスクの実行の問題は、タスク管理法だけでなく、心の健康の問題や、発達障がいととても親和性が高い問題です。このあたりの知識と経験に基づいて、解決策をご提案できることも、タスク管理コンサルタントに求められる役割だと考えています。
あなたに寄り添う伴走型コンサルタントを選ぶチェックポイント
タスク管理のコンサルタントを選ぶ際には、以下のポイントを押さえることが重要です。自分の目標や課題に合ったコンサルタントを選ぶことで、効果的かつ長続きするサポートを得ることができます。
- 個別対応力があるか
あなたの行動パターンや思考癖に合わせて、カスタマイズされた提案をしてくれるかどうかを確認しましょう。一律の方法ではなく、オーダーメイドの支援を提供してくれるコンサルタントが理想です。行動分析学は「なぜ行動できないのか」を深掘りし、その根本原因にアプローチできる科学的根拠に基づく手法なので、より的確なサポートが期待できます。ストレスが原因で行動できない可能性が高い方は、認知行動療法の専門家もおすすめします。 - 進捗を共に確認し、改善のサポートをしてくれるか
提案を一度出して終わりではなく、実践後にフィードバックを受け、うまくいかなかった場合に一緒に改善策を考えてくれるかどうかを確認しましょう。伴走型コンサルタントの本領は、問題解決の過程に寄り添う姿勢にあります。 - 成功事例が豊富か
実際のクライアント事例を元にした具体的なサポートの成果を提示できるかどうかも大切です。成功事例を通して、どのように支援が行われるのかをイメージできるかが判断のポイントになります。 - コミュニケーションの相性
あなたの課題や悩みを正確にヒアリングし、共感しながら対応してくれるかを見極めましょう。信頼できる関係性を築けることが、コンサルタント選びの鍵です。 - 心の健康や発達障がいへのアプローチの知識と経験があるか
タスクの実行の問題は、心の健康や発達障がいに関連している場合もあります。こうした背景に配慮し、適切なアプローチを取れるコンサルタントを選ぶことで、無理なく実践できる解決策を見つけることが可能です。
行動分析学の専門家・手島栞が提供するタスク管理コンサルとは?
手島栞のタスク管理コンサルティングは、行動分析学に基づいた科学的かつ実践的なアプローチです。一人ひとり異なるタスクの実行に関する課題に向き合い、「なぜ行動できないのか」を深掘りし、あなたに合った解決策を提案します。
サービスの特徴
- うまくいかない理由を徹底分析
初回セッションで、あなたの行動パターンや思考の癖を丁寧にヒアリングし、うまくいかない理由を明確化します。これにより、タスクの実行を妨げる障害を具体的に特定します。 - 目標達成を見据えた設計
単なるタスク管理ではなく、「目標達成に向けた行動計画」を設計します。タスクの整理方法だけでなく、実行を後押しする仕組みづくりを重視します。 - 行動の伴走支援
あなたが実際に行動し続けられるよう、伴走者として寄り添います。ただアドバイスをするだけではなく、一緒に試行錯誤を繰り返し、確実に進むためのサポートを行います。 - 進捗管理と柔軟なフォローアップ
定期的に進捗を振り返り、うまくいっている点や改善が必要な点を確認します。計画通りに進めない場合でも、原因を一緒に分析し、最適な対策を提案します。
具体的な支援内容
- タスク管理方法のカスタマイズ
あなたの行動の癖に合ったタスク整理や優先順位付けの方法を提案します。
- 習慣化のサポート
新しいタスク管理の方法や行動を生活に定着させるためのステップを具体的に設計します。
- 心の負担を減らす工夫
罪悪感やプレッシャーに配慮したタスク管理法を提案し、ストレスを最小限に抑えます。
- 継続的なモニタリング
一度の提案で終わりではなく、必要に応じて改善策をアップデートしていきます。
あなたが無理なく続けられる仕組みを一緒に作り上げることを支援の軸としているため、行動分析学を基盤にした科学的なアプローチで、実行しやすい方法を見つけ出し、あなたの行動特性や状況に寄り添った柔軟な支援を提供します。
心の健康や発達障がいに関する知識も活かし、「どうしても動けない」「何をしても続かない」という悩みに対して、あなただけの解決策を一緒に探していきます。
タスク管理を単なる「やることの整理」としてではなく、目標達成への実行の足場として捉えているのが特徴です。
成功事例で見る!行動分析学がもたらすタスク管理の変化
実際のサポート事例と少し内容を変えて、Aさんの成功事例をご紹介させていただきます。
この事例は、Aさんの課題に特化した解決策ですが、具体的に解決策を考えていくというイメージをお伝えするためにご紹介します。
タスク管理法についてご相談いただいたAさん。
そもそも、なぜAさんがタスク管理をしたいのか、タスクの実行のどこに困難さを感じているのかを深掘りしていくと、「締め切り直前になるとタスクに着手できる。でも、先延ばしにしていることに対して自責の念が高まり、その時間が辛い」とのこと。罪悪感が生じると、普段手をつけられている他のタスクにも手をつけられなくなるとのことでした。
Aさんが既にできていた行動は以下のとおりです。
- タスクを整理する
- 締め切りを設けて、タスク管理ツールで締め切りを管理する
- 整理したタスクを管理ツールに入れて、日常的に見返す
- タスクにかかる時間の見積もりを正しくできる
- 締め切りは必ず守る
Aさんのお悩みを具体的にすると「タスクに着手するまでの早くやらなきゃいけないのにやれていないという思考と、その思考に伴う罪悪感」でした。解決策としては、
締め切り管理をするときのラベルの表現を「締め切り」ではなく「この日まで、このタスクのことは考えなくてOK!」と変更したことでした。
締め切り間近になったら、正しい時間の見積もりで行動を起こすことができていたので、それまでの罪悪感を生じさせる思考を生み出さない仕組みを付け加えました。実際にタスクに取り掛かるタイミングは変わっていませんが、タスク管理の仕組みを少し変えたことで、戦略的に後回しできるようになり、罪悪感を生じさせなくすることができるようになりました。
そうすることで、他のタスクに手をつけられるようになり、良い循環が生まれました。
まとめ
タスク管理がうまくいかない原因は、決して「あなたの能力不足」ではありません。行動には必ず理由があり、それを理解し、正しい方法で向き合えば、誰でも前に進むことができます。
一人で試行錯誤する時間も大切ですが、もし「なかなか改善しない」「もっと効率的に進めたい」と感じるなら、専門的なサポートを受ける選択肢を考えてみませんか?あなたの大切な時間を、本当にやるべきことに集中するために使いましょう。
タスク管理コンサルタントは、あなたの悩みに寄り添い、無理なく続けられる仕組みを一緒に作ります。それは、未来の自分に贈る最高の投資です。
新しい可能性を一緒に見つけるお手伝いができれば幸いです。
行動分析学に基づいたタスク管理コンサルをご希望の方は、無料相談実施中です。手島栞にご相談ください
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